武蔵野市のリフォーム・リノベーション専門会社 株式会社リホームベースの山口豊です。
今回は、府中市のトリミングサロンの開店に伴う改修工事の事例です。
こちらの物件は、元々クリーニング店の店舗だったスペースで、
新しくトリミングサロンを開店する為のリフォームです。
クリーニング店として、入口のカウンターのある接客スペースと、クリーニング前と後の洋服を置いておくスペースとに
分かれていました。(クリーニングの作業は別の工場で行っていたとの事で、作業スペースの無い店舗でした)
トリミングサロン(主に小型犬をメインにしたお店)に必要なのは、
・カットスペース
・シャンプースペース
の2つと、受け渡しをする接客スペースです。
カットスペースとシャンプースペースは、カットした毛が辺りに舞い、シャンプー後は
辺り一面水浸しになる様な、内装にとっては過酷な(笑)スペースです。
その為、接客スペースと分離する必要がありました。
しかし、道路からカットしている様子が見える形が、店舗としては理想のレイアウトでした。
道路から見るとこの様なガラス張りの自動ドアになっています。
そこで、
この様に、3枚連動引戸で間仕切りました。
引戸のパネルは、上部が透明なアクリルになっている仕様の物を選択しました。
これにより、スペースの分離と道路からの視認性をまとめて解決出来ました。
加えて、開口スペースが広いので作業していない時には一つの空間として使用する事も出来ます。
続いて、シャンプースペースです。
トリミング用のシンクを設置するにあたり、新規に給排水の配管が必要でした。
これらの配管スペースを上手く造作し、水が掛かる壁面はすべてキッチンパネル(アイカセラール)で
仕上げました。マットなモルタル調のアイカセラールは雰囲気が良く、よく採用させて頂いています。
これで水で内装壁面が痛むのも予防できました。
加えて、こちらの物件はお湯が出ないので、温水器が必須でした。
しかし、ガスの元配管が室内に立ち上がっていて、室内にガスメーターを設置しなければならない上に、
室内型給湯機の排気の問題がありました。
そこで、
電気温水器を設置しました。シャンプー中にたくさんのお湯を使うので、460lタイプを採用しました。
シンクのすぐ後ろにシャワーカーテンを付けられるように、天吊りのカーテンレールも設置。
これで水跳ねも予防できます。(シャンプーする本人は・・・全身水浸しになるそうです。これはしかたありませんね)
配管スペースは、段差を上手く利用してシャンプーが置ける棚にしました。
位置を少し高めにする事で、水跳ねや作業中の干渉を防げます。
カットスペースは、一部をアクセントクロスにしました。
タイル柄のクロスは、入隅内で納める事でよりリアルな雰囲気になります。
レジカウンターも、アンティーク調のステキなカウンターです。
休日に、開店のお祝いにと、子供たちを連れてインテリア観葉植物(フェィクグリーン)を買いに行きました。
フェィクグリーンは作りもよく、何より手間要らずなので、店舗にちょうど良いです。
ワンちゃんが食べる事も無いので、安心です。
鉢をどうするか、色々コーディネートしてみましたが・・・結局本人に写メして決めてもらいました(笑)
とても良い雰囲気に仕上がりました。
我が家の長女(トイプードルとミニチュアシュナウザーのミックスケ犬です)もトリミングして頂きました。
トリミング前が・・・・ボサボサです(笑)
府中市是政の、スーパーさえきの目の前にあります、ドッグサロン「HAKURIKU」(はくりく)です。
ご覧頂いた皆様でお近くの方、愛犬のトリミングの際はぜひご利用ください。
ご覧頂き有難うございました。